【評価レビュー】NARUTO 作者:岸本斉史

NARUTO 作者:岸本斉史
週間少年ジャンプにて連載

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【評価 83点】※採点基準についてはコチラ

 

◆総評
世界共通言語「NARUTO」となった偉大なコミック。個人的には、最高のエンターテイメントコミックだと思っている。NARUTOは圧倒的に読みやすい。ストーリー漫画でありながら、72巻という大風呂敷を畳み切った上で読者を置いてきぼりにすることなどなかった。勝手な解釈だが、岸本先生は「世界で一番面白い漫画」を描くことを敢えてしなかったように思える。ジャンプのもう一つの看板、ワンピースが世界設定を練り上げ伏線ばら撒きながら「世界最高の漫画になってやる」という気概を見せびらかしている横で、NARUTOはただただ読者に読みやすい少年漫画に徹しきっていた。そして、ラストは最初からずっと作者が大事にしてきた「絆」を前面に押し出し次世代へ繋げた。タイトル通り主人公「NARUTO」を描き切った職人、岸本斉史先生には感謝しかない。

 

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【評価レビュー】Jの総て 作者:中村明日美子

Jの総て 作者:中村明日美子
マンガ・エロティクスFにて連載

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【評価 71点】※採点基準についてはコチラ

 

◆総評
「映画を見たような読後感」漫画という媒体でこの感想を引き出すのは元来難しい。ただ、中村明日美子先生のエロスと美しさを秘めた線で描かれる登場人物たちは異様なほどページの上で映えている。そんな画力を持つ中村先生がマリリンに憧れる美しい少年の半生を3巻でまとめた結果、映画のような迫力を持つ作品に仕上がっています。
リタの恋模様をもっと読みたいと思っていたのが、自分だけでなく先生ご本人もだったとは、と感じつつ君曜日を幸せに享受しています。

 

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【評価レビュー】寄生獣 作者:岩明均

寄生獣 作者:岩明均
モーニングオープン、月刊アフタヌーンにて1990年1月号~1995年2月号まで連載。

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【評価 92点】※採点基準についてはコチラ

 

◆総評

面白が過ぎる。パラサイトの設定、新一の普遍的な魅力、根底にあるテーマ、終わり方。どれをとっても最高峰の作品。一番面白い漫画はなに?のアンケートを然るべきところで取れば間違いなくこの作品が一位になるでしょう。基本誰が読んでも面白い本作ですが、なぜ-8点することになったのか、言い訳のような各項目解説へ続きます。

 

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【はじめに】漫画の評価基準

漫画を「面白い」「面白くない」と評価したがる無粋な漫画好きです。自分の中では割と正確に「面白い」「面白くない」を線引き出来ているつもりでも、やはり評価基準があるとないとでは全然意味合いが違うと思ったので作ってみました。

 

◆漫画採点法(満点:100)

100点を満点として、5つの項目を各20点で評価します。5つの項目の点数の付け方は完全にフィーリングです。完結作品にしか点数は付けられません。

 

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