【感想】マンガに、編集って必要ですか? 漫画:青木U平
マンガに、編集って必要ですか? 作者:青木U平
くらげバンチ:2018年10月〜2019年12月
◆感想
まずは漫画としての感想
結構面白かったですよね。特に妻のあずみさんのキャラがめちゃ良かった。二人の馴れ初めだけで十分面白そうだし読んでみたかった。
この漫画ってどの展開とっても「もっと読んでみたかった」で終わるんですよね。打ち切り漫画の悲しい定めですね。
編集って必要ですか?と書いておいて、編集が必要な漫画家が主人公なのが良いですよね。燃える!だからこそヒット漫画がどうやって世に広まって行くのか、その上での主人公である佐木先生が『マンガに、編集って必要ですか?』 って漫画を描く話が読みたかったです。
それで話は変わりますが、なんでこの漫画打ち切られたの?
絶対に3巻打ち切りされるほど売れてないワケないと思うんだけどどうなのかね?編集へのリスペクトは入っているが、体制側へツバを吐きかける内容だったから打ち切られたのかね?
まぁ自社の商品でこんな内容の漫画がヒットしたら嫌だろうなと思ってしまうからこそ、明らかに作者の描きたいことが描き終えていない3巻での打ち切りはないなと思う。
こんなの誰の目にも揉み消された感しかない。
青木先生は、本作後に新潮社からコミックスを出していない。
悲しいですね。
個人的には、この漫画の打切りを伝えられたときのことを漫画にしてweb連載して欲しかったなぁ。めちゃめちゃ読みたい。
あと敢えてだと思うんですけど、この漫画の2、3巻帯に「緩急の会話劇。」って煽り文句が推されてて、このおかげで編集の無能感が出ててめちゃ良かった。
以上となります。