オタしなみ

漫画の点数レビューがメインです。

【評価レビュー】恋風 作者:吉田基已

恋風 作者:吉田基已

イブニング:2001年9号〜2004年22号

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【評価 59点】※採点基準についてはコチラ

 

◆総評

兄と妹、成人とJK
二つの禁忌を同時に犯しつつも、特に真理の罰は受けなかった純愛漫画。

結末に賛否両論はありつつも、吉田先生という恋愛漫画家としての傾向を見るとそれも納得出来る禁断の愛系作品の中でも金字塔的作品。

 

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【ランキング】2020年上半期オススメ新作ベスト20

2020年1月1日〜6月30日までに発売した新作コミックで個人的オススメランキングを作成しました! 個人的趣味嗜好も多いですが、続刊作品については今後の期待も込めてのランキングにしております。

2020年上半期オススメ新作ベスト20

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【評価レビュー】欅姉妹の四季 作者:大槻一翔

欅姉妹の四季 作者:大槻一翔

ハルタ:42号〜74号

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【評価 54点】※採点基準についてはコチラ

 

◆総評

綺麗で可愛くて美しい四姉妹の日常を美麗に描く。

これ!これが読みたくてハルタ購読してるんだって!
個人的にそう言わせてくれる作品でした。

家族ものとしても普遍ではない日常漫画としても面白かったです。

”なにか”が起きるのではなく、いつも”なんか”は起きてる。
バクマンのシュージンを思い出しますが、普段をここまで魅力的に描ければそれが理想なんですよね。そこに性癖も前面に出ている個人的には理想の日常漫画でした。

 

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【評価レビュー】シュトヘル 作者:伊藤悠

シュトヘル 作者:伊藤悠

週刊ビッグコミックスピリッツ 2009年4・5号〜月刊!スピリッツ 2017年5月号

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【評価 73点】※採点基準についてはコチラ

 

◆総評

あらゆる意味で挑戦的な設定の漫画。

少年が文字という文化を残すため、半人半獣のような「言葉を重んじない」わかり合えないものたちとの戦いを描いた本作。

様々な復讐劇と積み重なる死と陰謀と策略が交差した本作は当然読んでて飽きないし結果的には面白かった。

ものすごく元も子もない感想をいうと「これ、文字を巡る戦いじゃなかったらもっと面白かったんじゃね?」という無粋な感想になってしまった。

絶対にこのシュトヘルという作品に満足している人はたくさんいると思う。しかし、逆にもっと楽しめたなと思っている人もいると思う。

 

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【評価レビュー】清々と 作者:谷川史子

清々と 作者:谷川史子

ヤングキングアワーズ:2008年11月号〜2015年3月号

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【評価 62点】※採点基準についてはコチラ

 

◆総評

女学院ものを谷川史子先生がヤングキングアワーズで連載していた。

この事実だけで心揺さぶられますね。少女漫画でも大人の女性に向けた恋愛漫画を描くことが主戦場であり、一際強い人気と実力のある谷川先生。そんな谷川先生が漫画界のギャングことヒラコーと同じ雑誌で連載していた事実に震えます。

しかも、男性向けではない設定の漫画をヤングキングアワーズで間違いなく男性でも楽しめる作品に仕上げているのが凄まじ過ぎます。

女学院ものとしても、生徒の先生への恋物語としても満足な一作。

 

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